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タム500形2682 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
タム500形には謎の欠番がある。タム2683,2684の2両がそれだが、一部の資料では2682〜2684の3両ロットで製作となっている。今回はその片割れであるタム2682を紹介しよう。 タム2682は昭和27年10月鉄道車両製で、実際は一ロット一両であった。 ユーザーの大協石油は戦前の石油会社統合で誕生した会社で、戦後の私有貨車は、昭和24年3月に石油配給KKより戻されたタサ600形5両でスタートした。その後の増備は鉄道車両工業で昭和26年にタム4064、タム2668〜2670の順に製作、本ロットが3作目であった。鉄道車両製の私有タンク車は本車が最後となり、その後の大協石油の増備は、三菱・日立の二社に移行した。 |
外観・構造は他社製と大きく変わらず、中でも主要寸法は飯野製に酷似している。設計比重は0.73、タンク容積は21.1m3であった。 所有者は大協石油KK・常備駅は四日市港であった。昭和31年12月に浜川崎、昭和37年6月に四日市、昭和38年5月に八戸と移動し、昭和50年12月に廃車となった。 |
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【写真1689】 タム500形2682 昭和50年7月20日 郡山駅にて P:永島文良
【永島さんから貴重な写真を提供して頂きました】