吉岡心平のマーク

タキ12200形12722

私有貨車

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タキ12050形
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解説

タキ12700

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特別編660
特別編662

積荷
●構造

入口


 今回は掲示板に掲載されたタキ12200形の「デカハッチ」改造車を取り上げる。

 タキ12722は昭和49年11月富士重で製作された。タキ12709〜12728の20両ロットで一部は12月に落成している。

 主要諸元は従来ロットと変わらなので、詳細はタキ12284の解説をご覧いただきたい。
 荷役方式はエアスライド方式だが、積込口の配置はユーザーの意向により異なり、電気化学の標準である4個の円形ハッチが前後に2個づつ分散配置されていた。

 その後、本車を含む一部車両は東藤原にある小野田セメント新工場からの運用に就いていたが、いつしか地上設備に併せて中央に大型の積込口が追加された。この積込口は通称「デカハッチ」と呼ばれるもので長円形である。
 台枠はフレームレスのため端梁〜枕梁間だけで、長さ10,000mm・BC間距離7,100mmである。ブレーキはKSD形積空、台車はTR41Eであった。

 所有者は電気化学工業KK・常備駅は青海である。これまで頑張ってきた彼女だが、いよいよ年貢の納め時のようだ。


タキ12700形12722の写真

【写真1661の1】 タキ12200形12722 撮影日不明 陸前山王駅にて P:古谷雅之

中央にあるのが「デカハッチ」。

【古谷さんから貴重な写真を提供して頂きました】

タキ12700形12722の写真

【写真1661の2】 タキ12200形12722 昭和61年5月5日 富田駅にて P:吉岡心平

改造前の写真で、東藤原〜坂祝間に使用中。


【特別編661】060418作成R4A、070623R4A2、081006R4BY、130818R4C