吉岡心平のマーク

タキ1900形71988

私有貨車

 形式
索引

タキ1800形
タキ2000形

 番号
[ロット表]

タキ71956
タキ81920

 ページ
索引

特別編658
特別編660

積荷
●構造

入口


 今回は坂内さんの写真から、我国最多両数形式であるタキ1900形の一タイプを取り上げよう。

 タキ71988は昭和45年11月川崎で生を受けた。兄弟はタキ71986〜71998からなる13両であった。

 タンク体は普通鋼製で、中央部が縦長の長円形となったFK2異径胴で、寸法は両端直径が2,200mm・長さは9,050mmと太く短い。
 荷役方式は通常のエアスライド式だが、積込口は中央を大型とした通称「デカハッチ」タイプで、これは小野田セメント藤原新工場の地上設備に合

せたためである。なお、最近の写真で端部ハッチ〜車側間に見える通気管は、この時点では設置されていないようだ。
 台枠は中梁省略形で、長さは10,000mm・BC間距離は6,700mm、ブレーキ装置はKSD形籍空+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は小野田セメントKK・常備駅は津久見であった。同一ロットで同駅常備は最初の4両で、残る8両は東藤原に配置されたが、本車を含む4両も昭和47年2月に東藤原に移動し、全車が揃った。平成16年度末では現存のようだが、30歳を越えた今となっては先行きは怪しい。


タキ1900形71988の写真

【写真1659】 タキ1900形71988 撮影日・場所不明 P:坂内定比古

【坂内さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編659】060405作成R4A、070722R4A2、081008R4BY、100904R4B、131102R4C。