吉岡心平のマーク

タキ7050形7062

私有貨車

 形式
索引

タキ7000形
タキ7100初代形

 番号
解説

タキ7060
タキ7064

 ページ
索引

特別編654
特別編656

積荷
●構造

入口


 タキ7050形は35トン積四塩化炭素専用車で、12年間に19両が製作されたが、落成時期とメーカーでさまざまなタイプが混在したため、ファンにとっては楽しい形式であった。

 タキ7062と7063は昭和49年3月日車製で、富士重製のタキ7059〜7061と競作された。

 設計比重1.6・タンク容積は21.8mで、競作された富士重製と同一値であった。
 タンク体は耐食のためステンレス鋼製で、形態は残液を減らすため、中央が両端より下がったF3形を採用した。

 このためタンク寸法は両端直径1,850mm・中央直径1,950mm、そして長さは8,550mmと、中央が膨れた分だけ富士重製より長さが短い。補強環は溶接部の腐食を防止するため、通常と異なりタンク外側に設置されている。
 台枠長さは9,800mm・BC間距離は6,500mmであった。ブレーキはKSD形積空+両側、台車はTR41Eであった。

 落成時の所有者は日本曹達KK・常備駅は二本木であった。平成に入ってからは信越化学工業KKに移り、黒井駅常備となったが、平成10年1月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和49年3月
製造所   日車
設計比重 1.6
タンク容積 21.8m3
●上廻り
タンク形態 異径胴(F2)形ドームレス
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304)
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク両端直径 1,850mm
タンク中央直径 1,950mm
タンク長さ 8,550mm
●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      9,800mm
BC間距離  6,500mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD180−254形積空
台車      TR41E−12形

タキ7050形7062の写真

【写真1655】 タキ7050形7062 昭和49年9月14日 村田駅にて P:吉岡心平


【特別編655】060318作成R4A、080916R4BY、100426R4B、101029諸元追加、131128R4C。