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タキ7000形7004 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ7000形は、既にタキ7011を解説したが、今回はタンク体の長いタイプを紹介する。 タキ7000形は35トン積四塩化炭素専用車で、昭和33〜44年に13両が製作された。類似形式にタキ7050形があり、両者の相違が取り沙汰された形式である。 タキ7004は、昭和38年8月日車支店で製作された。1ロット1両だが、外観と構造は昭和36,37年に製作されたタキ7001〜03に準じたものであった。 |
テンレス鋼製のタンク体は直径1700mmと細く、このため長さは10,000mmと長い。このアンバランスな寸法はトップナンバーから継承されたものだが、こうなった経緯は不明である。 所有者は日本曹達KK・常備駅は二本木であった。ちなみに四塩化炭素の主用途はフロン原料で、大口需要者であるダイキン向の輸送に充当される姿が、淀川・吹田・安治川口など大阪近傍の貨物駅で良く見られたものだ。一年先輩のタキ7003と共に、昭和56年6月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和38年8月 製造所 日車支店 設計比重 1.6 タンク容積 21.9m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 ステンレスクラッド鋼 タンク板厚 胴板9+1.5・ 鏡板12+2mm タンク直径 1,700mm タンク長さ 10,000mm(外面) ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 10,700mm BC間距離 7,400mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真179】 タキ7000形7004 昭和50年3月9日 淀川駅にて P:吉岡心平