吉岡心平のマーク

タキ7000形7004

私有貨車

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タキ6950形
タキ7050形

 番号
ロット表

タキ7000
タキ7008

 ページ
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第178週
第180週

積荷
●構造

入口


 タキ7000形は、既にタキ7011を解説したが、今回はタンク体の長いタイプを紹介する。

 タキ7000形は35トン積四塩化炭素専用車で、昭和33〜44年に13両が製作された。類似形式にタキ7050形があり、両者の相違が取り沙汰された形式である。

 タキ7004は、昭和38年8月日車支店で製作された。1ロット1両だが、外観と構造は昭和36,37年に製作されたタキ7001〜03に準じたものであった。
 設計比重は1.6・タンク容積は21.9m3で、ス

テンレス鋼製のタンク体は直径1700mmと細く、このため長さは10,000mmと長い。このアンバランスな寸法はトップナンバーから継承されたものだが、こうなった経緯は不明である。
 台枠は平形で、長さは10,700mmと長く、台車はTR41Cであった。

 所有者は日本曹達KK・常備駅は二本木であった。ちなみに四塩化炭素の主用途はフロン原料で、大口需要者であるダイキン向の輸送に充当される姿が、淀川・吹田・安治川口など大阪近傍の貨物駅で良く見られたものだ。一年先輩のタキ7003と共に、昭和56年6月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和38年8月
製造所   日車支店
設計比重 1.6
タンク容積 21.9m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 ステンレスクラッド鋼
タンク板厚 胴板9+1.5・
       鏡板12+2mm
タンク直径 1,700mm
タンク長さ 10,000mm(外面)
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      10,700mm
BC間距離  7,400mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ7000形7004の写真

【写真179】 タキ7000形7004 昭和50年3月9日 淀川駅にて P:吉岡心平


【第179週】040201作成R4、050211R4A、050315リンク変更、050801ロット表追加、060823ロット表R2、071113R4A2、080126ロット表R3、080912R4BY、121106ロット表を特別編1458へ移動、121106R4C+ロット表を第179週から移動+諸元追加。