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タキ2100形22229 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
今回はタキ2100形30トン積石油類専用車のうち、寒冷地用としてカマボコ形の保温キセを持った車両を取り上げよう。 タキ22229は昭和38年9月日車本店製で、タキ22222〜30の9両ロットの一員であった。 設計比重0.85から見ると重油輸送用のようである。タンク容積は35.3m3であった。 |
内部には蒸気加熱管、周囲には保温キセを装備していた。 落成時の所有者は亜細亜石油KK・常備駅は七重浜であった。社名は昭和39年12月アジア石油KK、昭和41年8月共同石油KKと変遷したが、常備駅は一貫して七重浜で、留萌などに運用されていたが、昭和56年8月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和38年9月 製造所 日車本店 設計比重 0.85 タンク容積 35.3m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板9・鏡板12mm タンク直径 1,900mm タンク長さ 12,900mm(外面) 断熱材 厚さ100mmグラスウール 付帯設備 蒸気加熱管 ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 台枠長さ 13,900mm BC間距離 10,600mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41C形 |
【写真1625】 タキ2100形22229 昭和57年10月10日 新湊駅にて P:吉岡心平
新湊で解体を待つ姿。惜しいことに僚車タキ22222はタッチの差で屑鉄の山となっていた。