吉岡心平のマーク

タキ7000形7008

私有貨車

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タキ6950形
タキ7050形

 番号
ロット表

タキ7004
タキ7011

 ページ
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特別編615
特別編617

積荷
●構造

入口


 タキ7000形35トン積四塩化炭素専用車は、昭和33〜44年にかけて9ロット13両が製作された。ここでは住友化学の所有車を紹介しよう。

 タキ7008は7005〜08の4両ロットの一員として、昭和39年2月に日車支店で製作された。

 設計比重は1.58で他車の1.6より僅かに軽く、このためタンク容積は22.4m3でひとつ前のロットであるタキ7004と比べると、0.4m3程大きい。
 タンク材質は例によってステンレス鋼で、寸法は直径1,700mm・長さ10,140mmと、相変わ

ず細くて長い。なおタキ7004と比較すれば、比重の差で140mm程長くなっている。
 台枠は通常の平形で、長さは10,700mm・BC間距離は7,400mmと、タキ7004などと同一である。台車はTR41Cであった。

 所有者は住友化学工業KK・常備駅は新居浜であった。昭和40年10月には桜島駅常備に変わった。同駅には住友の化成品基地があり、新居浜から海上輸送したものを、貨車に積み替えて発送していた。昭和49年1月に同駅常備のまま、日本石油輸送KK所有となったが同年10月に郡山駅に移り、間もない昭和50年9月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和39年2月
製造所   日車支店
設計比重 1.58
タンク容積 22.2m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 ステンレス鋼
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク直径 1,700mm
タンク長さ 10,140mm(外面)

●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      10,700mm
BC間距離  7,400mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ7000形7008の写真

【写真1616】 タキ7000形7008 P:吉岡心平所蔵


【特別編616】050823作成R4A、070730R4A2、080912R4BY、121106R4C+諸元追加。