タキ15800形15822 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
▲タキ15817 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
石油タンク車の化成品転用は、タサ1700形からタキ1500形を経てタキ45000形に至るが、今回紹介するのはその最終例の一つで、タキ45000形をタキ15800形35トン積エチレングリコール専用車に改造した例である。 この改造車は2ロット5両あり、いずれも昭和58年富士重で施工された。 写真のタキ15822はその2ロット目で、昭和58年4月富士重でタキ45000形45167から改造された。種車は昭和42年11月日車支店製で、大協石油KKの所有車であったが、昭和57年5月日石輸送に移籍した車両であった。同一ロットはタキ15821〜23の3両あるが、種車ロットの関係でブレーキ装置が21と本車は片側、23は両側と異なっていた。 |
新製されたタンク体はステンレス鋼製で、形態は38系準拠のF3形異径胴となり、寸法は両端直径1,950mm・中央直径2,310mm・長さ9,500mmで、タンク外周には補強環が4本設置されていた。エチレングリコール専用車特有の吸湿装置などで、タンク上は賑やかである。 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は浮島町で、日本触媒のエチレングリコール輸送に投入された。種車の古かったタキ15821と本車は平成11年11月に廃車となった。なお残りのタキ15819,20,23の3両は健在である。 |
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【写真1613の1】 タキ15800形15822 川崎貨物駅にて P:吉岡心平
種車の35系台枠に異径胴タンク体が良くマッチし、一見しただけでは改造車と思えない。
【写真1613の2】 タキ45000形45168 昭和57年7月18日 南港駅にて P:吉岡心平
タキ45167って両側ブレーキじゃないの? と思われる方のため同一ロットの車両をお見せしよう。