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タム3450形3450 |
私有貨車 |
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形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
今回取り上げるタム3450形は一形式一両の珍車だが、新潟地区で最近まで残っていたので、実物をご覧になった方も多いことだろう。 タム3450は、15トン積メタノール専用車として、昭和29年4月新潟で製作された。同荷重同専用種別の形式では、既にタム3400・3700の二形式が存在するが、タンク材質が異なるため新形式とされた。ちなみに所有者の日本瓦斯化学では3ケ月前に、新潟でタム3700形を4両製作しており、あえて高価な本形式を製作したのには、何か理由があったものと推察される。 設計比重は0.75・タンク容積は20.5m3で、2軸タンク車では大型の部類であった。 |
タンク材質はステンレス鋼製で、寸法は直径1,890mm・長さ7,500mmであった。それ以外の部分は新潟製のタム3700形と同一の作りである。タンク塗色は黒色だが、落成時は写真の通り銀色(ステンレス地肌)であった。 落成時の所有者は日本瓦斯化学工業KK・常備駅は焼島であった。昭和46年12月に三菱江戸川化学と合併し、社名は三菱瓦斯化学工業KKとなった。その後、専用線の廃止で平成5年9月に新潟臨海鉄道の太郎代駅に移動し、平成12年3月に廃車となった。 |
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【写真1612】 タム3450形3450 P:吉岡心平所蔵