タキ44000形44105 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
昭和50年代、国鉄の労使紛争は激しく、ストの多発は国鉄貨物衰退の一つの原因になってゆく。闘争戦術の一つに車両への落書・ビラ貼りがあり、私有貨車もその犠牲となった。所有者からの抗議で、私有貨車は除外することになったのは、後の話である。 閑話休題、タキ44105は44104〜24の21両ロットとして、昭和43年11月日車東京で製作された。本形式では4ロット目で、台車をコロ軸受とした100番台では2番目のロットである。 タンク体は鯨腹形3体構成のF3形異径胴で、材質は耐候性高張力鋼、寸法は両端直径2,200mm・中央直径2,800mm・長さ10,477mm |
で、タンク内部には加熱管装置、鏡板には点検蓋が設置されていた。異径部の長さは3,400mmで、タキ43000形より150mm短い。切り継ぎで模型を作る際は、そのままだとバランスが崩れるので、長さのバランスを取る等の工夫が必要だ。 所有者は日本オイルターミナルKK・常備駅は倉賀野で、現在に至るまで一度も移動を経験していないとは驚異的だ。 |
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【写真1614】 タキ44000形44105 昭和51年4月18日 塩浜操駅にて P:吉岡心平
良く見ると、落書きの中身は労使紛争と言うより内ゲバかしら?