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タ900形900 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
たまには昔に帰って、リベットゴツゴツのタンク車を紹介しよう。 タ900形は10トン積のガソリン専用車で、昭和7年に2両、昭和12年に20両が製作された。弊サイトでは既に全溶接のタンク体を持つ12年製のグループを紹介したが、今回は鋲接タンク体の7年生まれを紹介しよう。 タ900と901は昭和7年9月日車製である。ガソリン専用車は前年にタム500形が登場していたから、いまさら10トン車でもない・・と言う、悲しい星の生まれであった。 |
昭和7年製にふさわしい構造だ。タンク受台やターンバックル式の帯金は、当時の日車製の標準プラクティスである。 所有者は海軍燃料廠KK・常備駅は徳山であった。軍所有車の通例として、終戦後暫くは行方不明となったが、紆余曲折を経て三菱商事KK所有・新興駅常備となり、廃糖蜜輸送に転用された。往時に比べれば落魄した身だが、僚車のタ901が戦災廃車となったのに比べれば、幸せだったのかもしれない。ヨンサントウ直前の昭和43年9月に廃車となった。 |
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【特別編409】030809作成、031231R4、050425R4A、070604R4A2、090212R4BY、090702ロット表R3追加。 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 900,901 | S0709 | 日車本店 | 海軍燃料廠 |
2 | 902〜921 | S1207〜1208 | 新潟 | 日本石油KK |
【写真1409】 タ900形900 昭和43年5月1日 高島駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】