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タ580形580 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タ580形には謎がある・・・ 従来の史観では、タ580形はタ550形3軸車を、3軸貨車の製作禁止に伴い、タンク体はそのままで下廻りをボギーにしたものとされてきた。 |
る点だ。まさに三池在の三井系企業こそ、小型ボギー車を好んだユーザーであったからである。 タ580形は10トン積液化アンモニア専用車で、昭和10年10月大阪鉄工で580〜582の3両ロットで製作された。 タンク体は普通鋼を鋲接で組立たもので、直径1,900mm・長さは7,120mmであった。周囲には保冷キセがあり当時は灰白色(=アルミニウムペイントの色)に塗装されていた。 落成時の所有者は三井窒素工業KK・常備駅は大牟田であった。昭和12年2月には東洋高圧工業KK所有となり、この状態で戦争と戦後の復興を生き延びた。昭和35年10月に茂原駅常備となったが、昭和36年4月に廃車となった。 |
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【特別編697】060815作成R4A、070827R4A2、081008R4BY。 |
【写真1697】 タ580形580 P:吉岡心平所蔵