タキ8500形8500 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
パラアルデヒドと聞いても馴染みがないだろうが、アセトアルデヒドの誘導体で沸点124℃・比重0.99の引火性液体だそうだ。物の本には「有機合成中間体」とあるが、タンク車で運ぶ程の量を一体何に使ったのだろう。 タキ8500形は我国ただ一両のパラアルデヒド専用車で、昭和35年12月三菱で製作された。荷重は30トンであった。 設計比重は0.996と1に極めて近く、タンク容積は30.5m3である。 |
直径2,050mm・長さ9,550mmとキセ付きにしては太目である。タンク周囲には保温用の厚さ50mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセ、内部にはステンレス鋼管からなる加熱管が設置されていた。 落成時の所有者は大日本セルロイドKK・常備駅は新井であった。会社名は昭和41年2月にダイセルKK、昭和55年1月にダイセル化学工業KKと変わった。晩年は大竹からのプロピオン酸輸送に使用されている。 |
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【写真1575】 タキ8500形8500 平成2年12月31日 安治川口駅にて P:吉岡心平