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タム4800形4800 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
S酸肥液とは、味の素製造の副産物を液体肥料として調製したもので、比重1.4の酸性液体である。販売は昭和電工KKが担当し、積載用のタンク車には15トン積のタム4800形と、30トン積のタキ4800形の2形式があった。 タム4800形はタンク車輸送開始に際し製作されたもので、昭和29年4〜5月に合計6両が誕生した。このうちタム4800と01は新製車、02以降はタム100形の改造車であった。 タム4800は昭和29年4月造機製で、僚車に4801がある。普通鋼製のタンク体は内面をゴムライニングされているため、タム5000形に酷似するが、積荷比重の関係からタンク体は一回り小型 |
であった。タンク受台は造機独特のスタイルのもので、特別編167で紹介したタキ12801のものと見比べて欲しい。荷役方式は危険品のため空気圧を用いた上入れ上出し方式で、写真でドーム周囲に見えるのがこれらの接続口である。 なお、タム4802以降の改造車も、タンク体は新製したため、台枠としてタム100形時代のものを流用した以外は同一構造となっている。 落成時の所有者は昭和電工KK・常備駅は富山港であった。昭和39年頃、味の素の製法転換によりS酸肥液の生産が中止されため、昭和39年4月に扇町駅に異動した。その後は塩酸などの輸送に転用されていたが、昭和47年11月に廃車となった。 |
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●同一専用種別 タキ4800形 昭和29年日立製の30トン車。 ●関連形式 タ1650形1650 タム4800形4804の改造車。 タキ2600形42638 写真167の2(タキ12801)とタンク受台が類似。 【特別編174】020301作成、020915リンク追加、040415R4、050414R4A、050503リンク追加、051124 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 4800,4801 | S2904 | 造機 | 昭和電工KK | ||
2 | 4802〜4805 | S2905 | 造機▲ | タム100 | 172,1186〜1188 | 昭和電工KK |
【写真1174】 タム4800形4800 昭和44年6月8日 扇町駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】