吉岡心平のマーク

タキ6950形6953

私有貨車

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索引

タキ6900形
タキ7000形

 番号
ロット表

タキ6952

 ページ
索引

特別編682
特別編684

●積荷
●構造

入口


 タキ6950形は35トン積コンクリート混和剤専用車で、昭和55〜57年に3ロット4両が製作された。

 タキ6953は昭和57年日車製で、本形式のラストナンバー。一ロット一両であった。
 本車は一年前に製作されたタキ6952と同様、複数グレードが同時輸送出来る多室構造を採用し、タンク体を荷重23トンの両端室と荷重12トンの中央室に区分した。
 設計比重は1.17、タンク容積は両端室19.7m3と中央室10.3m3の2室で、合計30m3であった。

 直円筒形ドームレスのステンレス製タンク体は皿型の中仕切により3室に区分され、偏積防止のため前後2室は上下2本の連通管で連結、両端室と中央室に区分されている。タンク寸法は直径2,050mm・長さ10,240mmであった。
 荷役方式は通常の下出し方式で、両端室の吐出管は片側だけに設置されている。このため吐出管のない室には、残液防止のためタンク底部に傾斜板が設置されている。

 所有者は藤沢薬品工業KK・常備駅は名古屋港であった。九州地区に運用されていたが、平成8年6月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和57年10月
製造所   日車
設計比重 1.17
タンク容積 両端9.85×2+
       中央10.02m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形3室構造       ドームレス
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304L)
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ 10,240mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式(2組)
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      11,400mm
BC間距離  7,900mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD180−254形積空
台車      TR213C形

タキ6950形6953の写真

【写真1683】 タキ6950形6953 平成7年12月17日 東港駅にて P:吉岡心平


【特別編683】060627作成R4A、070729R4A2、081011R4BY、110401本文修正+諸元追加+R4C。