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タキ5300形5338 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
▲タキ5332 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
家内とおせち料理を買出しに行った。そこで見たカマボコに触発されて、今回はタンク車のカマボコを紹介する。 タキ5300形は日車開発のカマボコ形粉体タンク車の一党で、35トンセメント専用車として昭和39〜41年に40両が製作された。チチブセメントが愛用し、関東近辺で広く見られたので、同社独特とのイメージが流布しているが、実は北海道にこんな変り種が隠れていたのである。 タキ5338は昭和41年4月日車支店製で、35〜39の6両ロットに属する。 |
33.7m3と、チチブより3.3m3も大きいためである。 落成時の所有者は富士セメントKK・常備駅は東室蘭だった。昭和45年10月には親会社である富士製鉄の合併に伴い、社名が日鐵セメントKKに変わった。東札幌のストックポイントに運用されていたが、昭和59年12月に全車廃車となった。 |
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●参考文献 吉岡心平「カマボコ形タンク車のすべて・私有貨車セミナー第31回」;RM149号(1996) |
■主要諸元 製造年 昭和41年4月 製造所 日車支店 設計比重 1.04 タンク容積 33.7m3 ●上廻り タンク形態 カマボコ形 |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板4.5・鏡板6mm タンク直径 2,300mm タンク長さ 8,600mm ●荷役方式 荷役方式 エアスライド式 |
●下廻り 台枠形式 枕梁間中梁省略形 長さ 9,700mm BC間距離 6,400mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真1553の1】 タキ5300形5338 昭和57年7月28日 東札幌駅にて P:吉岡心平
【写真1553の2】 タキ5300形5338 P:吉岡心平所蔵
落成時と思われる写真で、富士セメントKK時代の姿である。