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シキ190形190 |
私有貨車 |
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形式 |
▲シキ180初代形 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
今回は、ちょっと変わった大物車を解説しよう。 シキ190は2−2軸複式の73トン積落し込み式大物車として、昭和35年1月日立で製作された。一形式一両で、自社用であった。 全体のサイズと構造は、戦争中に製作されたシキ150形60トン車を近代化したような外観だが、本車の荷受梁は四角断面のビーム形状と、他に類のない変わった形を採用した。また荷重は73トンと半端で、大物車での端数トン数採用は極めて珍しい。特定の積荷を想定して作られたのだのだろうか・・・ |
荷役梁は左右の側枠と心皿のある中央部とが太いピンで締結され、両者間は上下に張り出したフランジ部のボルトで固定されている。これから見ると、側梁は取外し可能と思えるのだが、車体中央寄にもう一本横梁があり、これと側枠の固定方法が不明なのである。現車を良く観察しておけばと悔やんでも、今や後の祭りである。 落成時の所有者は日立製作所KK・常備駅は常陸多賀だったが、昭和59年2月〜63年1月の間は日立駅常備で、平成2年1月に廃車となった。 |
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【写真1552】 シキ190形190 昭和59年9月4日 日立駅にて P:吉岡心平