吉岡心平のマーク

タキ6600形6622

私有貨車

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タキ6550形
タキ6650形

 番号
ロット表

タキ6621
タキ6623

 ページ
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特別編546
特別編548

積荷
●構造

入口


 タキ6600形も外観・構造のバラエティに富み、趣味的にも楽しい形式の一つだ。今回は三菱油化の所有車を取り上げる。

 タキ6622は30トン積エチレングリコール専用車で、昭和40年3月三菱で製作された。三菱油化では昭和36〜42年に6606,10,16,22,26,27と6両の本形式を製作した。運用先は北岡崎の日本エステル化学で、ポリエステル原料となるエチレングリコールを輸送していた。両数が少ないのは、運用距離が短かったためだろうか。

 タンク体は普通鋼の内面に厚さ2mmのステンレス薄板を貼付けたもので、直径は1,950mm・

長さは9,380mmと、前作のタキ6616から直径が50mm太くなり、長さが670mm短かくなった。
 タンク体上に鎮座する乾燥剤箱は縦型円筒で、同じ三菱製でも東レ納入分とは異なるが、ユーザーの好みで作り分けたらしい。
 台枠は平形で、長さ10,100mmとタンク体に合わせて600mm短かくなった。ブレーキはKD形空気+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は三菱油化KK・常備駅は塩浜で、平成6年10月、社名は合併により三菱化学KKとなった。平成8年1月には関西化成品輸送KKに移籍し、安治川口駅常備となったが、平成9年6月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和40年3月
製造所   三菱
設計比重 1.116
タンク容積 27.3m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム有
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板8mm・鏡板12mm
タンク内面 厚さ2mmステンレス板
タンク直径 1,950mm
タンク長さ 9,380mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式吸湿装置付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      10,100mm
BC間距離  6,800mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ6600形6622の写真

【写真1547】 タキ6600形6622 昭和54年1月19日 塩浜駅にて P:吉岡心平


【特別編547】041202作成R4A、050513リンク追加、071218R4A2、081230R4BY、100508諸元追加+R4B、131118R4C。