吉岡心平のマーク

タム8700形8700

私有貨車

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タム8600形
タム8800形

 番号
ロット表


タム8702

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特別編912
特別編914

●積荷
●構造

入口


 タム8700は8701と共に、昭和40年2月三菱で製作された。

 我国で初の塩化パラフィン専用車で、積荷は難燃性の可塑剤として用いられる。
 設計比重は1.12・タンク容積は13.3mであった。
 タンク体はステンレス鋼製で、タンク直径は1,700mm・長さは6,190mmであった。周囲には厚さ150mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製の保温キセがある。

 荷役方式は通常の上入れ下出し方式である。
 台枠は通常の平形で、長さ7,400mmに対して軸距は4,550mmと大きく、ややガニマタ気味の設計であった。ブレーキはKD203形、走り装置は落成時から2段リンク式である。

 落成時の所有者は東洋曹達工業KK・常備駅は周防富田であった。昭和53年10月に酒田港に移動し、昭和59年に東北東ソー化学KK所有となった。2軸タンク車では最後まで残っていたうちの一両だったが、平成17年7月に廃車となった。


タム8700形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
8700,8701 S4002 三菱 東洋曹達工業KK
8702 S4304 日立 東洋曹達工業KK

タム8700形8700の写真

【写真1913】 タム8700形8700 昭和52年10月29日 芝浦駅にて P:遠藤文雄

【遠藤さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編913】080809作成R4B。