|
タキ23600形23619 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ23600形は既に紹介したが、今回は異なるタイプを取上げよう。 タキ23600形は35トン積液体硫黄専用車で、昭和47〜平成5年に35両が製作された。積荷は溶融して液状化した硫黄で、液温は145℃前後に達し、我国タンク車では最も高温の積荷を運ぶ貨車として記憶される。 タキ23619は昭和48年3月、23617〜19の3両ロットとして三菱で製作された。 |
9,430mmと小型である。タンク周囲には厚さ200mmに達するグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセがあり、内部には過熱蒸気を通じる蒸気加熱管が設置されていた。なお蒸気管の車外部分はSLと同様に「布巻管」となっている。 落成時の所有者は三菱商事KK・常備駅は塩浜であった。昭和シェル石油で生じた副生硫黄を、日産化学速星などに輸送していたが、平成6年7月に廃車となった。 |
|
|
■主要諸元 製造年 昭和48年3月 製造所 三菱 設計比重 1.78 タンク容積 19.6m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板9・鏡板12mm タンク直径 1,700mm タンク長さ 9,430mm 保温設備 厚さ200mmグラスウール 加熱設備 蒸気加熱管 ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 台枠長さ 10,500mm BC間距離 7,200mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41C形 |
【写真1459】 タキ23600形23619 昭和55年9月23日 富山貨物駅にて P:吉岡心平