吉岡心平のマーク

タキ46000形46005

私有貨車

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タキ45000形
タキ50000形

 番号
解説


タキ46045

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特別編450
特別編452

積荷
●構造

入口


 石油類タンク車を種車とした転用改造は、タンク車のバラエティを増やした一因だが、今回紹介するタキ46000形は、その悼尾を飾る形式だ。

 タキ46000形は38トン積濃硫酸専用車で、昭和60〜平成2年にタキ45000形石油類タンク車から71両が改造された。改造に際しては台枠以下に種車のものを使用し、タキ29300形をモチーフとしたタンク体を新製した。台枠はタキ29300形より500mm長いが、当時は切り継ぎ加工が禁止されていたため、長いまま使用している。

 タキ46005は第一ロット18両の一員として、昭和60年5月に富士重でタキ45388から改造された。種車は昭和44年7月川崎製であった。

 タンク体はタキ29300形に準拠するが、寸法は台枠に合わせて小変更され、直径は1,800mm・長さ9,020mmと直径は50mm細く、長さは260mm短くなった。
 台枠は35系特有の中梁省略形で、長さ10,500mm・BC間距離7,500mmである。ブレーキは積空+両側だが、当時このクラスでの両側採用は珍しい。台車は種車のTR41DS−12をバネを強化して−13として用いた。種車によっては、TR41Eを装備していたものもあった。

 所有者は日本陸運産業KK・常備駅は神栖であった。常備駅は便宜置籍で、落成後は神岡を基地として使用されていたが、近頃は秋田地区に移動したようである。


タキ46000形46005の写真

【写真1451】 タキ46000形46005 昭和60年7月21日 西名古屋港駅にて P:吉岡心平


【特別編451】040101作成R4、040105誤記訂正、050408R4A、070731R4A2、090212R4BY、100902R4B、130615R4C。