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タサ3300形3303 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タサ3300形は奇妙な形式だ。何故15トンのタムや30トンのタキとせず、半端な20トン積の小形ボギー車を新製したのだろうか。 タサ3300形20トン積希硝酸専用車は、昭和25年に3両、同33年に1両が誕生している。 タサ3303は昭和33年2月三菱で、三菱化成最初の希硝酸専用車として製作された。増備車はタキ8100形に移行したため、1ロット1両であった。 |
タンク体は腐食防止のためステンレス製となった。板厚は鏡板8mm・胴板6mmと薄く、寸法は直径1,635mm・長さ7,100mmといささか小形である。 所有者は三菱化成工業KK・常備駅は黒崎であった。昭和52年7月に廃車となった。 |
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 3300〜3302 | S2511 | 若松 | 三井化学工業KK |
2 | 3303 | S3302 | 三菱 | 三菱化成工業KK |
【写真1450】 タサ3300形3303 昭和49年3月 安治川口駅にて P:吉岡心平