吉岡心平のマーク

タキ45000形45000

私有貨車

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タキ44000形
タキ46000形

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[ロット表]


タキ45021

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第277週
第279週

●積荷
●構造

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 今回はタキ45000形のトップナンバーを紹介しよう。
 石油類のタンク車はガソリン専用車とペアで設計・製作されるのが通例だが、試作車となるのは例外なくガソリン車だ。このため石油類専用車はトップといえども、量産車の第一号といった色彩が強いのである。

 タキ45000は昭和41年9月川崎で12両ロットの一員として製作された。ちなみに時期的に見ると、タキ35000形の量産車登場より一月早い。

 設計比重は0.85で、低硫黄重油の積載を考慮して、これまでの標準値0.88より低めに設定されている。

 耐候製高張力鋼製のドームレスタンク体は35系の表象たるC3形異径胴で、両端直径2,050mm・中央直径2,500mm・長さ10,200mmであった。初期製作車の特徴に側面が垂直に切り立ったマンホールと、タンク踏板と梯子の取付位置があるが、その後これ等は使用者の意見により修正されたため、初期車の識別点になった。
 台枠は35系特有のもので、長さは10,500mm・BC間距離は7,500mmであった。台車はTR41Cから第二次改造でTR41DSとなった。

 落成時の所有者は昭和石油KK・浜川崎駅常備であった。昭和59年9月に日本石油輸送KKに移籍し、常備駅は東新潟港に変更された。平成10年6月に廃車となった。


タキ45000形45000の写真

【写真278】 タキ45000形45000 昭和50年12月14日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第18巻に「P01053」として収録されています。


【第278週】051225作成R4A、070820R4A2、090518R4BY、100902R4B。