吉岡心平のマーク

タキ6200形6201

私有貨車

 形式
索引

タキ6150形
タキ6250形

 番号
ロット表


タキ6206

 ページ
索引

特別編422
特別編424

積荷
●構造

入口


 タキ6200形としては既に新製車グループを紹介したが、ここではタキ300形から転用されたクルマを取り上げる。

 タキ6200形は30トン積甲種硝酸専用車で、昭和32〜38年に7両製作された。このうち最初の4両は、タキ300形濃硫酸専用車を専用種別変更した車両であった。

 タキ6201は昭和32年8月にタキ300形329から変更された車両である。種車は昭和17年10月新潟製で、タキ319〜325の7両ロットのうちの一両であった。

 外観・構造は、タキ300形時代のままで、これと言った変更点は見当たらない。タンク体は細目で、ドームも小さいが、これらは戦前の新潟製タキ300形の特徴である。
 台枠側梁は、昭和13〜16年製は分割されていたが、この昭和17年製は貫通式となった。台車は戦前製ボギー車標準のTR20である。

 所有者は日産化学工業KK・常備駅は速星であった。主な運用先は武豊で、日本油脂の火薬原料を輸送していた。昭和49年8月に、保安度向上のため27トン積に減トンされ、翌50年8月に廃車となった。


●関連形式 タキ300形327 種車となったロットで昭和18年新潟製。外観はまったく変化していない。


【特別編423】030926作成、031016リンク追加、031203ロット表追加、040106R4、050503R4A、060712

ロット表R2、070604R4A2、070802ロット表R3、090312R4BY。


タキ6200形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
6200〜6203 S3208 なし(専変) タキ300 325,329〜331 日産化学工業KK
6204 S3501 三菱 12345 三菱化成工業KK
6205 S3512 三菱 12345 三菱化成工業KK
6206 S3808 三菱 12345 三菱化成工業KK

タキ6200形6201の写真

【写真1423】 タキ6200形6201 昭和48年3月2日 浜松駅にて P:吉岡心平