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タム500形594 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
岡さんのリクエストにお答えして、日本漁網船具時代のタンク車を紹介しよう。 タム500形594は、昭和36年3月に汽車東京で595と共に製作された。ところで何故こんな若番が、戦後に作られたのだろう。タム500形は500番台が埋まった後はタム2500番台に移り、その後は番号順に増備された。ところが昭和35〜36年にかけて日陸が製作した24両については、メチャクチャな順で付番されている。当初は2900台が満杯になった後、10500番台に飛ぶまでの糊口凌ぎとして、戦前から欠番だった591〜599を埋めたものと解釈していたが、実際の製造時期はこの説と符合しない。謎の解明には、いまだ時間が必要なようだ。 タム2994〜2996 昭和35年8月東急 |
タム592〜598 昭和36年2〜6月汽車東京 外観・構造は、当時日陸が量産したタム500形として標準的なもので、類車として特別編220に川崎製のタム2950を掲載したので見て欲しい。 落成時の所有者は日本漁網船具KK・常備駅は浜川崎であった。昭和37年10月から暫くは北海道は雄別埠頭駅常備となった。その後末広町に帰り、昭和47年2月には社名がキグナス石油KKに変わった。昭和48年9月には日本陸運産業KKにリースバックされ、越中島駅常備となった。タム595と共に、昭和53年8月に廃車となった。 |
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【特別編401】030717作成、040327R4、050413R4A、070920R4A2、080817R4BY。 |
【写真1401】 タム500形594 昭和46年頃 新鶴見操駅にて P:吉岡心平