吉岡心平のマーク

タキ42750形42768

私有貨車

 形式
索引

タキ42350形
タキ43000形

 番号
[ロット表]

タキ42758
タキ42806

 ページ
索引

特別編394
特別編396

●積荷
構造

入口


 坂本さんのリクエストはタキ42750形の42768である。

 タキ42750形は、タキ9800形35トン積石油類専用車を32トンに減トンした形式だ。その理由は特別編166に詳しいので省略するが、改造後もプレゼンスは低く、晩年は雑多な積荷の輸送に転用されていた。

 タキ42768は昭和56年10月日車でタキ9800形19810を改造した車両である。種車は昭和39年3月三菱製で、19802〜11の10両ロットでああった。日石輸送所有車の中では三菱製は比較的少数だが、同社はフレームレス構造ではパ

イオニア的存在で、99系や43系などのフレームレスタンク車では、一定のシェアを占めていた。
 99系は、外観からメーカーが識別できる最後の系列で、三菱製の場合は頂部が扁平になったドームと曲線を描いた吐出管支えの形態で、識別は容易であった。タキ42750形への改造では、加熱管装置と点検蓋の撤去がそのポイントのため、メーカーの識別点はそのまま継承されている。

 種車時代から一貫して、所有者は日本石油輸送KK・常備駅は沼垂であった。晩年は岩国の山陽国策パルプからの亜硫酸パルプ廃液輸送に充当されていたとの事である。平成13年9月に廃車となった。


タキ42750形42768の写真

【写真1395】 タキ42750形42768 昭和59年12月23日 村田駅にて P:吉岡心平


【特別編395】030626作成、040116リンク追加+R4、050221R4A、070904R4A2、100820R4BY、100902
R4B、130821R4C。