吉岡心平のマーク

タム25000形25021

私有貨車

 形式
索引

タム24000形
タラ1形

 番号
[ロット表]


タム25030

 ページ
索引

特別編380
特別編382

積荷
●構造

入口


 私有貨車セミナーで紹介した形式は、どうしても解説が後回しになる。なんとも致し方ない事だ。

 タム25000形は15トン積塩酸専用車で、ヨンサントウで1段リンクのまま残されたタム5000形を識別のため別形式にしたものである。該当車は25018,20,21,30の4両だけで、すべて北海道内での限定使用車であった。

 タム25021はタム5021として昭和25年新潟で製作された。5017〜21の5両からなるロットの一員であった。
 落成時の外観は不明だが、寸法的には従来の

新潟製と変わらない。その後、昭和41年に造機で頂部フランジタイプのタンク体を新製・更新したため、一見すると昭和40年代の車両に見える。
 台枠は長さ7,800mm・軸距4,000mmと、本形式としては標準的寸法だが、実はこの寸法を採用したのは、本ロットがss初めてだ。

 所有者は北海道醤油資材協同組合・常備駅は渋川であった。昭和31年3月、旭川塩酸販売KKの所有となり、常備駅も旭川となった。昭和35年12月は近文駅常備と変わった。昭和40年12月に北海道曹達KK所有・幌別駅常備となった。昭和56年2月に廃車となった。


●同一専用種別 タム5000形6256(第187週) 昭和40年富士重製、大阪曹達KK所有。


【特別編381】030515作成、040107R4、050429R4A、070824R4A2、080705R4BY。

タム25000形25021の写真

【写真1381】 タム25000形25021 昭和49年7月23日 大楽毛駅にて P:吉岡心平