吉岡心平のマーク

タム4000形24019

私有貨車

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タム23900形
タム25000形

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[ロット表]


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特別編185
特別編187

積荷
●構造

入口


 タム24000形は、ヨンサントウでタム4000形を北海道内に封じ込めた形式である。「マルロタンク車」のひとつで、タム24004、19、66、67の4両が在籍した。

 タム24019は、昭和25年2月に東洋レーヨンで、タム4019〜4023の長子として誕生した。
 東洋レーヨン製の車両では、後期に製作されたものに属し、なかなかまとまりの良い外観である。タンク踏板上にある、背の低い手摺(?)は、この時期の作品の特徴だ。ドーム頂部にあるマンホール蓋のハンドルも、良いアクセントになっている。

 台枠は、端部の形などから戦災復旧車とも思えるが、KD型ブレーキシリンダを用いている所から新製である可能性が高い。走り装置は落成以来の1段リンク式である。
 なお、社紋が三角内に「SI」の入った見慣れないものとなっているが、出光興産の正規の社章であり、アポロマークは同社ガソリンの商標である。

 所有者は出光興産KK・常備駅は函館で、その後本輪西駅常備となり、昭和43年8月にタム24019となってからも変化なく、昭和47年9月に廃車となった。生涯を北海道で過したことになる。


【特別編186】020405作成、020311リンク追加、021213リンク変更、040107R4、071109R4A2、090302R4BY。

タム24000形24019の写真

【写真1186】 タム4000形24019 昭和46年9月16日 本輪西駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】