吉岡心平のマーク

ホキ6700形6754

私有貨車

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ホキ6600形
ホキ6800形

 番号
ロット表

ホキ6734

 ページ
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特別編379
特別編381

●積荷
●構造

入口


 九州にお住まいの松村さんから、北九州地区特産のホキ6700形のリクエストを頂戴した。

 ホキ6700形は35トン積セメントクリンカ専用車で、昭和39〜48年に65両が製作された。同一専用種別にホキ6800形があるが、両者は外観・構造共に大きく異なり、三菱が開発した本形式は、セムを大型化したような独特の構造となった。

 ホキ6754は昭和48年1月若松製で、昭和47年12月から48年2月にかけて作られた最終ロットである6743〜64の一員である。
 設計比重が1.47と大きいため、ホッパ容積は23.8m3と比較的小型である。ホッパ体は屋根付の底開きタイプで、底部は長手と左右で4つに

分割されていた。屋根には全長に亘って幅800mmの積込口があり、その上には雨水を防ぐためスライド式の蓋が設置されていた。荷卸しはホッパ底部に4個所ある荷卸口から行ない、操作はいずれも手動であった。
 台枠はホッパに干渉する部分の中梁を省略したもので、側梁は250×90mmチャンネルと太い。長さは9,900mm、台車はTR41Cであった。

 所有者は三菱セメントKK・常備駅は石原町であった。社名は昭和48年6月三菱鉱業セメントKK、平成2年12月三菱マテリアルKKと変遷した。ホキ8500形の場合と同様に、平成8年3月の専用線廃止後も籍は残っていたが、平成14年3月付で車籍除外された。


●同一専用種別 ホキ6800形6800 同じ35トン積だが、側開きと構造が大きく異なる。


ホキ6700形6754の写真

【写真1380】 ホキ6700形6754 昭和57年5月2日 雨が窪駅にて P:吉岡心平


【特別編380】030513作成、031121リンク追加、031227R4、050425R4A、060122ロット表追加、070113ロット表
R2、070921R4A2、081208特別編961にロット表を移設、110727R4B、130702R4C。