吉岡心平のマーク

タキ5450形25471

私有貨車

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タキ5400形
タキ5500形

 番号
[ロット表]

タキ25458二代
タキ25475

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特別編363
特別編365

積荷
●構造

入口


 古米さんのリクエストは、日新興業KKが唯一保有したタキ5450形液化塩素専用車の25471である。

 タキ25471は昭和44年4月川崎で一ロット一両として製作された。
 当時既に、タキ5450形は各社共通の標準設計図により製作されていたので、外観的には取り立てて述べることもなく、解説に苦慮するのである。
 タンク材質は高張力鋼(HT60)で、周囲には保冷用の75mmグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセがある。またタンク受台は押え金方式だが、側面には川崎製の特徴である大型のタンク吊上

金具が目立っていた。なお本車は陸送用のため、プロテクタ蓋の締付ボルトが少なく、カセイソーダ箱も装備していない。
 台枠は標準的な平形で、標準設計車の常として最適化により長さ8,660mm・BC間距離5,660mmと、奇妙な端数が付いていた、ブレーキ装置は両側+KE、台車はTR41Dであった。

 落成時の所有者は日新興業KK・常備駅は南延岡であった。写真は酒田港駅の臨時常備として、新井駅に運用中の姿である。昭和63年10月旭化成工業KK所有に変わった。平成10年10月に廃車となった。


【特別編364】030329作成、040407R4、050430R4A、071101R4A2、090526R4BY。

タキ5450形25471の写真

【写真1364】 タキ5450形25471 昭和57年9月3日 酒田駅にて P:吉岡心平