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タキ5450形25475 |
私有貨車 |
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番号 |
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●積荷 |
■入口 |
今回のリクエストはタキ25475である。タキ5450形の中では珍しく、他形式からの改造車として有名な車両だ。 タキ25475は、タキ5400形5405を種車として、昭和44年7月に富士車両で改造された。種車は昭和33年富士車両製の25トン液化塩素専用車である。改造内容はタンク体の乗替えで、改造前後の専用種別・荷重は同一であった。落成後10年でのタンク更新は比較的稀であるため、恐らく元のタンク体になんらかの不都合があったものと推察される。 新製したタンク体の材質・寸法は、富士車両の |
前作であるタキ5459(昭和41年製)と同一とされた。写真2に同車の写真を掲載したが、タンク体の外観は、丸みを帯びた鏡板などうり二つである。台枠以下は、種車のものをそのまま使用したため、タキ5459より少し長い。台車は第二次台車改造によりTR41DSに改造されている。 所有者は北海道曹達KK・常備駅は幌別であった。昭和57年11月、新工場への移転により常備駅は港北となった。青函トンネル開通後は、危険品はトンネル通過を禁止されたため、いったん船で鹿島地区まで輸送した塩素を、そこからタンク車で出荷するため、知手駅臨時常備となったりしたが、平成2年10月に廃車となった。 |
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【特別編187】020405作成、020406写真187の3追加、020411リンク追加、020629リンク追加、020731リンク |
【写真1187の1】 タキ5450形25475 昭和58年8月13日 新苫小牧駅にて P:吉岡心平
【写真1187の2】 タキ5450形5459 昭和58年8月13日 新苫小牧駅にて P:吉岡心平
【写真1187の3】 タキ5400形5405 吉岡心平所蔵
改造前の姿。なぜかプロテクタ頂部の留金の数が物凄い。