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タサ3600形3600 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タサ3600形は22トン積石油類専用車で、昭和35年にタキ1000形25トン車のうち最初の6両を減トンして出来た形式である。本形式を理解するには、種車のタキ1000形とはなにか、何故減トンされたのか、について語らねばならない。 タキ1000形の00と01は昭和20年5月新潟で25トン積原油専用車として製作された。 こんな訳で、タンク容積は25.2m3と小さい。専用種別は昭和21年4月に原油から石油類に変わったが、比重1では満載は至難の業だったようで、昭和32年3月に設計比重を重油の0.88に見直 |
し、荷重を22トンに減トンした。形式も新たにタサ3600形とされた。 タンク材質は普通鋼で、寸法は直径2,000mm・長さ8,196mmと、全体にタサ3000形アルコール専用車を少し短くしたような作りであった。タンク内部には大容量の蒸気加熱管が設置され、前後の鏡板には点検口が設けられた。 タキ1000として落成時の所有者は共同企業KK・常備駅は新津であった。昭和21年4月、会社名は日本原油輸送KKに変わった。その後、社名は日本石油運送KKとなり、昭和31年8月に常備駅は沼垂となった。昭和32年3月に減トンされた。減トン後の常備駅は船川港となり、昭和32年6月に日本石油輸送KKとなった。昭和53年8月に最後のタサ3600形として廃車となった。 |
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 3600,3601 | (S2005) | (新潟) | タキ1000 | 1000,1001 | 共同企業KK |
2 | 3602〜3605 | (S2105〜2106) | (新潟) | タキ1000 | 1002〜1005 | 日本原油輸送KK |
【写真1327】 タサ3600形3600 昭和52年8月16日 新津駅にて P:吉岡心平