吉岡心平のマーク

タキ5050形5065

私有貨車

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タキ5000形
タキ5100形

 番号
[ロット表]

タキ5062
タキ5068

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特別編252
特別編254

積荷
●構造

入口


 橋本さんのリクエストにお答えして、タキ5065を取り上げる。

 タキ5065は、タキ5050形35トン積塩酸・塩酸及びアミノ酸専用車の12ロット目として、昭和45年3月に汽車東京で製作された。

 タキ55083の解説で、「汽車と合併した昭和47年以降の川崎製タキ5050形は、汽車タンク体+川崎台枠のキメラとなった」と記したが、今回紹介するタキ5065こそ、汽車製タキ5050形の好例である。
 タンク体は普通鋼製で、厚さ5mmのゴムライニング付である。寸法は直径2,050mm・長さ10,

060mmと、長さが20mm短い点を除けばタキ55083と同寸だ。
 一方、台枠以下は中梁に高張力鋼をハット(帽子)形断面にブレス成型したものを使用し、枕梁間の側梁を省略した汽車特有の構造である。写真から、のっぺりとした中梁が判るだろうか。長さは10,400mmとタキ55083より400mm短いが、当時は台枠緩衝長が短かいためだ。

 所有者は鶴見曹達KKで、常備駅は鶴見川口であった。昭和58年2月に浅野駅常備となったが、工場や専用線の位置は変らず、駅名廃止に伴う便宜上の措置であった。昭和61年11月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和45年3月
製造所   汽車東京
設計比重 1.1
タンク容積 31.8m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク内面 厚さ5mmゴムライニング
タンク直径 2,050mm
タンク長さ 10,060mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      10,400mm
BC間距離  7,100mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD254−305形積空
台車      TR41C形

タキ5050形5065の写真

【写真1253】 タキ5050形5065 昭和53年4月3日 塩浜操駅にて P:吉岡心平


【特別編253】020814作成、040713R4、050420R4A、070901R4A2、090219R4BY、131025諸元追加+
R4C。