吉岡心平のマーク

タキ1250形1257

私有貨車

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タキ1200二代形
タキ1400形

 番号
ロット表

タキ1256

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特別編222
特別編224

積荷
●構造

入口


 タキ1257はタキ1250形のラストナンバーとして、昭和43年7月日立で製作された。時期的に見るとタキ11300形35トン車が登場する僅か一月前であった。

 外観・構造ではドームレス構造の採用が最大のポイントである。タンク材質はモリブデン含有かつ低炭素分としたステンレス鋼(SUS316L)製である。似たタイプとしてタキ8100形の最終ロット(8149以降)があり、タンク直径は1,850mmと同寸だが、設計比重が1.57と高いため、長さは7,560mmと約800mm短縮されている。

 荷役方式は上入れ上出し式だが、S字管を持たないため受ける印象は淡白だ。
 台枠は標準的な平型で、長さはタンク体に合せたため8,400mmと短かい。

 所有者は東洋曹達工業KK・常備駅は周防富田であった。写真は大学鉄研の夏合宿の際、常備駅で憩う姿を撮影したもの。運用先は芝浦にあるストックポイントであった。常備駅名は昭和55年10月に新南陽と、所有者名は昭和62年9月に東ソーKKと、それぞれ改称された。平成7年1月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和43年7月
製造所   日立
設計比重  1.57
タンク容積 19.1m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
●上廻り
タンク材質 ステンレス鋼(SUS316L)
タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm
タンク直径 1,850mm
タンク長さ 7,560mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ   8,400mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD形積空
台車      TR41C→TR41D形
         (第一次台車改造)

タキ1250形1257の写真

【写真1223】 タキ1250形1257 昭和48年8月10日 周防富田駅にて P:吉岡心平


【特別編223】020619作成、021101リンク追加、021112リンク変更、040117リンク追加+R4、050420R4A、
050624リンク追加、070629R4A2、090408R4BY、100408本文修正+諸元追加+R4B。