吉岡心平のマーク

タム500形2950

私有貨車

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タム400形
タム600形

 番号
[ロット表]

タム2948
タム2979

 ページ
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特別編219
特別編221

積荷
●構造

入口


 本車は吉野さんのリクエストで、特定番号を選んだ理由を尋ねたら、模型で見たとのことである。内外所有のタム500形は593,2970と本車の3両だけと稀少なので、実見した人は少ない筈だ。

 タム2950は2950〜58の9両ロットの長兄として、昭和34年4月川崎で製作された。外観・構造は写真の通り、2軸タンク車の典型と言えるもので、特記すべき点はない。タム500形では一枚デッキの車両が多いため、この車両のように2段となったタンク踏板は、返って新鮮に映る。

 落成時の所有者はスタンダードヴァキューム石油・常備駅は清水であった。昭和37年1月の会社分割では常備駅は清水のままエッソスタンダード石油KK所有となった。昭和39年4月にリースバックされ、日本陸運産業KK・浜安善駅常備となった。昭和43年4月から再び内外輸送KKに貸し出され、出水駅常備となった。写真はこの時代のもので、浮島町から北海道のアルコールを輸送中の姿である。15年後の昭和58年8月に第二の職場もお役御免となり、日本陸運産業KK・神栖駅常備を経て、昭和62年6月に廃車となった。


【特別編220】020611作成、020708リンク追加、021213リンク変更、040505R4、050413R4A、070611R4A2、
080623R4BY。

タム500形2950の写真

【写真1220の1】 タム500形2950 昭和51年4月4日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

タム500形2950の写真

【写真1220の2】 タム500形2950 昭和51年4月4日 塩浜操駅にて P:吉岡心平