タム500形2948 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
日車が他のメーカーと異なるのは、本店(名古屋)と支店(東京)の二箇所で別個に私有貨車を製作し、両者で設計プラクティスが異なっていたことだ。タム500形の場合、日車製と言えば通常は日石輸送向をマスプロした支店製を思い出すが、今回は本店の作例を紹介してみよう。 タム2948は2949と共に昭和34年3月日車本店で製作された。 設計比重は0.73・タンク容積は20.5m3で、丁度タキの1/2であった。 |
日車本店製タムの特徴は、車軸間に配置されたタンク受台にあり、いかにもタキの車体を短縮したように見える。大量生産された支店製が、小型のものを8個分散して配置したのとは好対照で、良い識別点となっている。 所有者は大協石油・常備駅は浜川崎であった。昭和39年3月に常備駅は水江町に変わった。塩浜操で良く見掛けたが、昭和53年10月に2両揃って廃車となった。 |
|
|
【写真299】 タム500形2948 昭和49年9月15日 塩浜操にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第1巻に「P00012」として収録されています。