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タキ3000形3202 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
いよいよワールドカップが開幕した。日韓共催にちなんで、今回は韓国へ行ったタキ3000形を取り上げる。 戦後、我国に進駐した連合軍の燃料輸送は、国鉄と民間のタンク車を借り上げた「連合軍専用車」によって行なわれてきたが、朝鮮戦争中の昭和27年7月から9月にかけて、米国陸軍輸送隊はタキ3000形を154両一挙に新製した。正確にはタキ3073〜3172の100両と3177〜3230の54両に分けられ、前者は飯野と三菱が50両づつ、後者は日車支店が20両製作し、残りは日車本店製であった。 |
れてしまったのである。 その後の消息は不明だったが、先日森さんから韓国清涼里駅で撮影した元タキ3000形と思われる写真を見せて頂いた。外観・構造は明らかにタキ3000形で、軍番号「700132」から割り出すと旧番はタキ3209である。上廻りは良く原型を残しているが、台車は標準軌に改造され、軸箱はRCT形コロ軸受に交換されている。森さんによれば、残念なことにその後近代的な車両に交換され、現在では姿は見られないとのことだ。 写真2のタキ3202は、タキ3209と一緒に昭和27年9月日車本店で製作された兄弟車。当然のことながら、外観・構造は瓜二つだ。 |
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【写真1215の1】 タキ3000形3202 昭和55年2月2日 拝島駅にて P:吉岡心平
【写真1215の2】 USA700132 平成2年5月4日 清涼里駅にて P:森崇
【森さんから貴重な写真を提供して頂きました】