タキ300形390 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
今回のリクエストは、「神岡の古いタキ300」である。古くからのファンには、神岡と言えば何の変哲もない標準車を想像するものだが、それではこのウエブサイトの名が廃る。そこで今回は、如何にも通好みの車を紹介しよう。 タキ390は391と共に、昭和26年6月日車支店で製作された。ところが写真を撮ってみてびっくり!! 日車らしさは微塵もなく、日立製と見紛うスタイルだったからである。写真2に比較のため昭和25年日立が日本鉱業向に製作した車両を示す。一見しただけでは写真1と瓜二つだ。 調査の結果、このロット以前に日車が製作したタキ300形は、昭和7年製の2両(300、01)しかないこと、神岡では半年前にタキ388を日立で製作 |
していたことが判った。従ってタキ388の増備は、発注先を日立から日車へチェンジしたが、車両自身は同車をデッドコピーとなったものと推定される。その理由がユーザーの指示だったのか、メーカーの都合だったのかは判らない。 所有者は神岡鉱業KK・常備駅は猪谷であった。その後、会社名は三井金属鉱業KKに変更され、昭和41年11月常備駅は神岡口となった。昭和50年3月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和26年6月 製造所 日車支店 設計比重 1.84 タンク容積 16.6m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm タンク直径 1,706mm タンク長さ 7,700mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 |
●下廻り 台枠形式 側梁省略形 長さ 8,600mm BC間距離 5,000mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KC254形 台車 TR41→TR41D形 |
【写真1198の1】 タキ300形390 昭和49年9月24日 直江津駅にて P:吉岡心平
【写真1198の2】 タキ300形384 昭和61年1月3日 幸崎駅にて P:吉岡心平
【写真1198の3】 タキ300形1393 昭和50年3月4日 大牟田駅にて P:吉岡心平