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タキ2600形42638 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
木村さんからのリクエストはタキ42638だ。メールには「ドームが妙に小さいと」ある。特定番号機が話題に上るようになるとは、貨車趣味も成熟したものだ。 閑話休題、早速写真を引っ張り出したところ、確かにドームが小さくアンバランスな外観である。 これらについて、写真でそのスタイルを検証して見よう。写真2のタキ12801は、昭和35年1月に |
タキ1440から改造されたもので、この車両もドームが小さい。タンク受台には、初期の造機製の特徴がはっきり残っている。翻ってタキ42638の受台はと見れば、タキ2800形への改造の際、新潟で新品を製作したようだ。 写真3のタキ2840は、昭和30年9月に若松で、タキ1483を改造した車両。のっぺりとしたタンク体キセは若松製の特徴である。ドームは小振りだが、今回紹介した4両中では最も大きいように見える。時期的に最後の製作だからだろうか。 写真4のタキ42609は、タキ1467から昭和31年3月に改造されたタキ2838からの再改造車。本車もドームが小さい。保温キセは後天的に更新されたようだ。幅の狭いタンク受台は後期の造機製タイプで、種車のものをそのまま使ったようだ。 以上のようにドームが小さいことは、造機製タキ1400形の普遍的な特長であることが判った。 なおタキ42638は、平成12年度末では現存しているようだが、今年で50歳となることを考慮すれば、まさに奇跡といって良いかもしれない。 |
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【写真1167の1】 タキ2600形42638 昭和57年10月9日 岩瀬浜駅にて P:吉岡心平
【写真1167の2】 タキ2800形12801 平成7年7月31日 羽前水沢駅にて P:遠藤文雄
【遠藤さんから貴重な写真を提供して頂きました】
【写真1167の3】 タキ2800形2840 昭和49年2月21日 安治川口駅にて P:吉岡心平
【写真1167の4】 タキ2600形42609 昭和56年8月19日 浜小倉駅にて P:遠藤文雄
【遠藤さんから貴重な写真を提供して頂きました】