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タキ25000形25010 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
今回は佐々木さんのリクエストにお答えして、初期のタキ25000形を解説する。日石輸送と日陸一色となった昨今と比較すると、当時は石油元売会社の大半がタキ25000形を所有していた。 タキ25010は昭和43年3月川崎製、同社が始めて製作したタキ25000形で、同一ロットにはタキ25009〜11の3両があった。タンク体は高張力鋼製で、容積は約59m3と巨大である。当時は35系タンク車の最盛期で、私有貨車の標準化が推進された時期に当たり、本形式もメーカーによる外観的特徴は希薄となり、所有者位しか特徴がないのも事実だ。 |
写真に見える台車はTR207で、もともと高圧ガスタンク車の走行性能改善を目的に開発されたTR95を原型としたものだが、側梁が鋳鋼からプレス品組立に変更されたため、形態はTR95時代から大きく変化した。この台車の特徴として、軸箱蓋が垂直で、なおかつ4本のボルトで止められている点があるが、これは車軸の横動を軸箱内部の皿バネで受けているため、軸箱蓋に力が掛かるためである。 所有者は共同石油KK・常備駅は新興であった。一生を関東地区で過したようだが、昭和60年12月に廃車となっている。 |
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【写真1128】 タキ25000形25010 昭和51年4月18日 塩浜操駅にて P:吉岡心平