吉岡心平のマーク

タキ3000形13023

私有貨車

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タキ2800形
タキ3500形

 番号
[ロット表]

タキ3486
タキ13033

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特別編70
特別編72

積荷
●構造

入口


 先日、メールで「三菱石油のタンク車を取り上げて欲しい」とのリクエストを頂戴した。

 タキ13023は13017〜13026の一員で、昭和32年6月日車本店で製作された。下出し荷役の吐出弁では、タンク体と吐出管の接点にある弁装置で、通常はドーム内のハンドルを廻して開閉するのに対し、本車のそれはレバー式で、ドーム側面にある動作軸を回転させて作動させる。写真でドーム側面にある突起がそのカバーで、荷役時

にはこれを開け内蔵された軸にハンドルを取り付けた。
 この構造は当時の三菱石油タンク車の特徴で、見るたびに戦艦の砲塔にある測距儀を思い出したものである。

 所有者は三菱石油KK・常備駅は扇町で、その後昭和41年1月に鷹取、昭和52年11月に西埠頭、昭和59年7月に倉敷貨物ターミナルと変遷し、30歳を迎えた昭和62年4月に廃車となった。


【特別編71】010629作成、010811リンク追加、011021リンク追加、020116リンク追加、040228R4、050330
R4A、071011R4A2。

タキ3000形13023の写真

【写真1071】 タキ3000形13027 昭和55年10月10日 栄町駅にて P:吉岡心平