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ホキ6600形6607 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
国鉄貨車教室の第4回では、ホキ2200形穀物輸送用ホッパ車について解説したので、今回の特別編では、その先祖に当たるホキ6600形麦芽専用車を取り上げる。 ホキ6600形は25トン積麦芽専用ホッパ車で、昭和38〜48年に6600〜13の14両が日立・富士重で製作された。輸入麦芽をバラ積輸送するための有蓋ホッパ車で、荷役方式が自重落下のため、国鉄セムを大型化して屋根を付けた構造となった。車体は仕切り板で前後2室に分割され、円弧を描いた車体側面によりスタイリッシュな外観である。隣接車への歩み板がある点はホキ2200形と大きく異なり、その下には太い通気管が隠さ |
れている。落成時の塗色は黒だったが、昭和53年の規程改正でクリーム色4号に変更された。荷重は25トンだが、自重面からは30トン積も充分可能で、ホキ2200形登場後も本形式の増備が続いたことを考え合わせると、ユーザーの意向を反映したものと思われる。 所有者は製造時期により日本麦酒KKないしサッポロビールKKである。常備駅はビール工場が位置する白岡であったが、昭和60年に積込地であった山下埠頭に変更されている。ちなみに写真70の2は白岡時代、他の2枚は山下埠頭時代のものだ。平成元年10月に全車一斉に廃車となり、形式消滅した。 |
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【特別編70】010626作成、031230写真1070の2変更、040228R4、050509R4A、060126ロット表追加、 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 6600〜6603 | S3806 | 日立 | 日本麦酒KK |
2 | 6604,6605 | S4004 | 日立 | サッポロビールKK |
3 | 6606 | S4004 | 富士重 | サッポロビールKK |
4 | 6607 | S4103 | 日立 | サッポロビールKK |
5 | 6608 | S4707 | 日立 | サッポロビールKK |
6 | 6609〜6613 | S4803 | 日立 | サッポロビールKK |
【写真1070の1】 ホキ6600形6607 昭和60年6月22日 山下埠頭駅にて P:吉岡心平
晩年には、社紋板が「黒ラベル」となった車両もあった。
【写真1070の2】 ホキ6600形6610 昭和55年11月15日 山下埠頭駅にて P:吉岡心平
【写真1070の3】 ホキ6600形6610 昭和60年6月22日 山下埠頭駅にて P:吉岡心平
車体断面に沿って無数にある小孔が、本形式のチャームポイントだ。