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タキ3000形13033 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
今回は、タキ3000形ガソリンタンク車の中でも、比較的数の少ない「日立製」を取り上げる。 日立のタンク車と言えば、純アルミやステンレス製のタンク車、そして高圧ガス専用車など凝った車両を思い浮かべるが、石油会社の中には出光や大協など、同社製の石油タンク車を愛用した会社があった。 タキ13033は昭和32年6月日立製で、13027〜36の10両ロットの一員である。 |
外観・構造はこれといった癖がなく、ありふれたスタイルである。真横写真からタンク梯子・吐出管・ブレーキ装置の相対位置を掴んで頂きたい。タンク受台が日立製と聞いて想起するものと異なり、日車支店などと酷似している点に注目のこと。 落成時の所有者は大協石油KK・常備駅は四日市港であった。就役から半年も経たない昭和33年1月、「港」が取れて四日市常備となり、昭和37年6月〜昭和38年5月は浜川崎駅に移動したが、他の期間は一貫して四日市を基地としていた。昭和56年8月に日本石油輸送KK・南港駅常備となり、昭和58年11月に駅名変更で名古屋南港となった後、昭和59年6月に廃車となった。 |
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【写真202】 タキ3000形13033 昭和50年2月27日 村田駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第36巻に「P02150」として収録されています。