吉岡心平のマーク

タキ3000形13033

私有貨車

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タキ2800形
タキ3500形

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[ロット表]

タキ13023
タキ13074

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第201週
第203週

積荷
●構造

入口


 今回は、タキ3000形ガソリンタンク車の中でも、比較的数の少ない「日立製」を取り上げる。

 日立のタンク車と言えば、純アルミやステンレス製のタンク車、そして高圧ガス専用車など凝った車両を思い浮かべるが、石油会社の中には出光や大協など、同社製の石油タンク車を愛用した会社があった。

 タキ13033は昭和32年6月日立製で、13027〜36の10両ロットの一員である。
 大協石油の日立製としては昭和29年製のタキ3322〜25から3年振りのロットで、同社は日車本店製と交互に発注していたようだ。

 外観・構造はこれといった癖がなく、ありふれたスタイルである。真横写真からタンク梯子・吐出管・ブレーキ装置の相対位置を掴んで頂きたい。タンク受台が日立製と聞いて想起するものと異なり、日車支店などと酷似している点に注目のこと。

 落成時の所有者は大協石油KK・常備駅は四日市港であった。就役から半年も経たない昭和33年1月、「港」が取れて四日市常備となり、昭和37年6月〜昭和38年5月は浜川崎駅に移動したが、他の期間は一貫して四日市を基地としていた。昭和56年8月に日本石油輸送KK・南港駅常備となり、昭和58年11月に駅名変更で名古屋南港となった後、昭和59年6月に廃車となった。


タキ3000形13033の写真

【写真202】 タキ3000形13033 昭和50年2月27日 村田駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第36巻に「P02150」として収録されています。


【第202週】040711作成R4、050330R4A、070821R4A2、080708R4BY、110810R4B。