吉岡心平のマーク

タキ12200形12200

私有貨車

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タキ12050形
タキ12300形

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解説


タキ12202

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特別編54
特別編56

積荷
●構造

入口


 神奈川県にお住まいの阿部さんからのリクエストはタキ12200形のトップである。厚木駅に常備されていた当時、良くご覧になったと言う事だ。

 タキ12200形は富士重が川崎のタキ1900・日立のタキ19000・日車のホキ5700に対抗して開発したセメントタンク車。軽量化のためフレームレス構造を採用するなど意欲作であった。

 タキ12200と01は昭和43年末に試作車として製作されたロットで、いろいろ試行錯誤したためか、車籍編入第一号は日立セメント向のタキ12201で昭和43年12月、小野田向けの本車は

昭和44年4月と、その5ヶ月後となっている。またこの2両はタキ11500形と同様に圧送荷役を考慮した設計とされ、タンク裾に見える長手方向の補強材も量産車とは異なっていた。タキ12201には安全弁など圧送荷役用の設備が残されているが、本車は昭和45年7月に改造を受け、圧送荷役がらみの設備は撤去された。

 所有者は小野田セメントKK・常備駅は厚木で、ホキ3100・5700形、更には昭和46年製の量産車タキ12212〜16などと混用されていたが、試作車の悲しさか短命であり、平成元年に廃車となった。


【特別編55】010514作成、020802リンクを追加、020925本文サイズ変更、040115R4、050421R4A、070623
R4A2、090320R4BY。

タキ12200形12200の写真

【写真1055】 タキ12200形12200 昭和60年11月1日 伊勢治田駅にて P:吉岡心平