|
タサ6000形6000 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲ |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
今回のリクエストはタサ6000形である。 タサ6000形は22トン積プロピオンアルデヒド専用車で、一専用種別一形式一両の珍車。半端な荷重から判るように改造車で、昭和44年7月に三菱でタキ8000形8009を改造した。種車は昭和36年7月三菱製の30トン積のホルマリン専用車で、同時に製作されたタキ8010が「私有貨車図鑑」に掲載されているので、お持ちの方は種車時代の姿としてご覧頂きたい。 改造では種車のステンレス製タンク体と台枠以下をそのまま流用したが、タンク周囲に巻かれて |
いた断熱材と薄鋼板製のキセは撤去された。このためタンク体はスリムかつ腰高となり、ドーム頂板はキセのあった部分まで張り出している。 所有者は三菱化成工業KKで、常備駅は塩浜から昭和54年に東水島に移籍し、その後は同地の名物的存在であった。所有者名は社名変更により三菱化成KKを経て、晩年は三菱化学KKとなっている。プロピオン酸やブチルアルデヒドなどの輸送にも活用されていたようだが、平成5年7月に廃車となった。 |
|
●関連形式 タキ8000形8010 昭和36年三菱製、種車と同一ロットの車両。 タキ16300形16300 昭和44年三菱でタキ8000形8007を改造。 【特別編35】010314作成、040112R4、040122リンク追加、040214リンク追加、041102リンク追加、050407 R4A、070630R4A2、070809R4A2、080925ロット表R3追加。 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 形式 | 番号 | 落成時の所有者 |
1 | 6000 | S4407 | 三菱▲ | タキ8000 | 8009 | 三菱化成工業KK |
【写真1035】 タサ6000形6000 昭和62年8月12日 東港駅にて P:吉岡心平