タキ10700形10720 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
タキ10700形を二分すれば、ドーム付とドームレスに大別される。ここではドームレスの例を紹介しよう。 タキ10720は昭和46年6月三菱製で、10719〜10725の7両ロットであった。 三菱製では日石輸送向けの10714,10715が半年前に製作されているが、旭化成向の本ロットは本形式で初めてタンク体をドームレスとしたことが特徴である。 |
らず前作の日石輸送向より210mm短い。一方、台枠は100mm延長されたが、前作はタンク鏡板と台枠端面との余裕が100mmを切っていたから、他社製並に余裕を持たせたためと言えよう。 落成時の所有者は旭化成工業KK・常備駅は南延岡であった。昭和55年2月に富士駅に移動し、昭和62年10月に日本石油輸送KKに移籍、名古屋南港駅常備となった。移籍後は日産化学などで使用されたが、平成9年3月に郡山に常備駅変更を経て、平成11年11月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和46年7月 製造所 三菱 設計比重 1.41 タンク容積 24.8m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス タンク材質 ステンレス鋼(SUS304) |
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク直径 1,950mm タンク長さ 8,820mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 (空気圧操作) ●下廻り 台枠形式 平形 |
長さ 9,400mm BC間距離 6,400mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD203−254×300 自連緩衝器 RD12形ゴム 台車 TR41C→TR41DS (第二次台車改造) |
【写真430】 タキ10700形10720 昭和50年3月3日 宮浦駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第27巻に「P01568」として収録されています。