吉岡心平のマーク

タキ3900形3936

私有貨車

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索引

タキ3850形
タキ4000形

 番号
解説

タキ3922
タキ3944

 ページ
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第415週
第417週

積荷
●構造

入口


 タキ3936は昭和37年6月富士重で、タキ3937との2両ロットとして製作された。

 石炭酸専用車の外観・構造は他に類のない変わったものだが、これは第一作である三菱製から連綿と続いたものである。本ロットは三井化学向の石炭酸専用車では一作目に当り、メーカーの富士重は三井物産向に昭和34〜37年に本形式を3ロット7両製作しているが、このロットはこれを模倣したものである。

 タンク体は内面ステンレス薄板貼りで、鏡板全面と胴体の約7割の部分にはタンク外面に蒸気ジャケットが設置されている。両端にある太いパイプはこれの蒸気供給管である。

 落成時の所有者は三井化学工業KK・常備駅は笠寺であった。昭和38年12月に大牟田、翌39年12月には三池港の常備となった。昭和43年10月に三井東圧化学KKとなり、その後常備駅は大牟田に戻り、平成8年10月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和37年6月
製造所   富士重
設計比重  1.05
タンク容積 28.5m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク内面 ステンレス鋼板厚さ2mm
タンク直径 1,896mm
タンク長さ 10,500mm
タンク周囲 ジャケット式外部加熱管+
       グラスウール厚さ30mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      11,500mm
BC間距離  8,200mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KE305形
台車      TR41C形

タキ3900形3936の写真

【写真416】 タキ3900形3936 昭和52年3月6日 防府駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第28巻に「P01662」として収録されています。


【第416週】080817R4B、131031R4C。