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タキ3900形3936 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ3936は昭和37年6月富士重で、タキ3937との2両ロットとして製作された。 石炭酸専用車の外観・構造は他に類のない変わったものだが、これは第一作である三菱製から連綿と続いたものである。本ロットは三井化学向の石炭酸専用車では一作目に当り、メーカーの富士重は三井物産向に昭和34〜37年に本形式を3ロット7両製作しているが、このロットはこれを模倣したものである。 |
タンク体は内面ステンレス薄板貼りで、鏡板全面と胴体の約7割の部分にはタンク外面に蒸気ジャケットが設置されている。両端にある太いパイプはこれの蒸気供給管である。 落成時の所有者は三井化学工業KK・常備駅は笠寺であった。昭和38年12月に大牟田、翌39年12月には三池港の常備となった。昭和43年10月に三井東圧化学KKとなり、その後常備駅は大牟田に戻り、平成8年10月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和37年6月 製造所 富士重 設計比重 1.05 タンク容積 28.5m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 タンク材質 普通鋼 |
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm タンク内面 ステンレス鋼板厚さ2mm タンク直径 1,896mm タンク長さ 10,500mm タンク周囲 ジャケット式外部加熱管+ グラスウール厚さ30mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 11,500mm BC間距離 8,200mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41C形 |
【写真416】 タキ3900形3936 昭和52年3月6日 防府駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第28巻に「P01662」として収録されています。