吉岡心平のマーク

タキ1500形1518

私有貨車

 形式
索引

▲タキ1450形
タキ1600初代形

 番号
[ロット表]

タキ1505
タキ1536

 ページ
索引

第416週
第418週

積荷
●構造

入口


 タキ1518は昭和27年7月川崎製で、1510〜1526の16両ロットの一員であった。

 本形式の1500〜1509はいささか変わった外観だったから、我々がタキ1500形と聞いて思い浮かべるスタイルは、このロットが確立したと言って良いだろう。
 本ロット16両とタキ3000形3065〜3072の8両は最初から連合軍専用車として製作された。当時民間では徴用逃れのタサが主流だったので、久々のタキ出現となったものと思われる。
 外観・構造は極く普通のタンク車で、設計比重は

0.9と重質油用だが、加熱管は装備していない。また後年の本形式のようにタンク板厚を胴板8mmとして軽量化するような小細工も行っていないようだ。なお同期のタキ3000形とはタンク長さが600mm短い。

 所有者は日本陸運産業KKで連合軍専用車の扱いであった。なおメーカー資料の納入先は、広瀬産業とされている。昭和34年12月に一般扱いとなり、常備駅は浜安善となった。昭和54年2月に西八幡に移動し、写真のように化成品輸送に転用されていたが、昭和60年3月に廃車となった。


●関連形式 タキ3000形3072 同時期に製作されたガソリン専用車で、タンク体が600mm長い。


■主要諸元
製造年   昭和27年7月
製造所   川崎
ガス定数   0.9
タンク容積  39.0m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ  12,000mm

●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       12,900mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254×300
台車       TR41A

タキ1500形1518の写真

【写真417】 タキ1500形1518 昭和51年7月18日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第42巻に「P02461」として収録されています。


【第417週】080824R4B。