吉岡心平のマーク

タキ5000形5015

私有貨車

 形式
索引

タキ4950形
タキ5050形

 番号
ロット表

タキ5013
タキ5019

 ページ
索引

第410週
第412週

積荷
●構造

入口


 タキ5015は昭和37年3月汽車東京製で、一ロット一両であった。なお5014も同一所有者・同一メーカーで同時期に落成しているが、公式書類上は別ロットとなっている。
 今回、紹介する写真は、昭和51年4月に川崎でタンク体を更新した後の姿を示す。

 更新は川崎が担当したが、これは種車時代の汽車会社との付き合いからだろう。
 改造ではタンク体を完全新製し、元の台枠上に搭載した。新製したタンク体は当時の川崎製タキ5050形のものに酷似し、マジンガーZ形のプロテ

クターを装備している。また台枠はタンク受台を押え金方式としたため、押え金部分は外側に張り出しを追加した。台車も種車のTR41Cの枕ばねを改造し、TR41Dとなった。

 落成時の所有者はKK宇津商店・常備駅は南松本であったが、僅か2週間後にKK鍋林商店の所有となった。昭和39年4月に三谷産業KK所有・名電築港となり、駅名は昭和41年4月に昭和町に変更された。同年10月には酒田港に移動し、昭和51年4月にタンク改造を受け、新車同様となったが、昭和59年10月に廃車となった。


■主要諸元
改造年   昭和50年
改造所   川崎
ガス定数   1.18
タンク容積  23.8m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク内面 ゴムライニング
タンク直径 1,950mm
タンク長さ  8,920mm
●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       9,650mm
BC間距離   6,350mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254×300
台車      TR41C→TR41D

タキ5000形5015の写真

【写真411】 タキ5000形5015 昭和51年6月6日 越中島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第42巻に「P02473」として収録されています。


【第411週】080713R4B。