吉岡心平のマーク

タキ5200形25210

私有貨車

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タキ5150形
タキ5300形

 番号
解説

タキ25205

 ページ
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第380週
第382週

積荷
●構造

入口


 ここで紹介するのはタキ5200形のラストナンバーだが、写真を見て違和感を持たれた方も多いことだろう。扁平な鏡板や太い側梁、極めつけは一枚ものの標記板など、どうにも古臭く見えるのだが、種明かしをするとタキ1500形の初期車を改造した車両なのである。

 タキ25210は昭和43年2月東急で、タキ1500形1513から改造された。同時にタキ1511,1512も25208,25209となっている。

 種車は昭和27年7月に日陸が連合軍の燃料輸送用として製作したタキ1510〜1531の一員で、

タキ1500形の標準スタイルを初めて形作ったロットとして記憶される。

 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径2,050mm・長さ12,000mmであった。
 台枠は通常の平形で、長さは12,900mmであった。ブレーキはKD形空気+手、台車はTR41Aであった。

 所有者は日本陸運産業KK・常備駅は種車時代と同じ浜安善であった。写真は尿素樹脂接着剤の輸送用に使用されていた頃のもの。昭和60年11月に廃車となった。


タキ5200形25210の写真

【写真381】 タキ5200形25210 昭和52年1月1日 越中島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第39巻に「P02315」として収録されています。


【第381週】071216R4B、130211R4C。